長期間使用して感じるAK70の魅力

AK70はすでに完成されたDAPだと思う。

魅力的なAK70

AK70は韓国のオーディオメーカーのIriverのブランドAstell & Kernから2016年に発売されたハイレゾ対応のエントリークラスのポータブルオーディオプレイヤー(DAP)です。

発売当初は、6万円前後だったと記憶しています。

2年程前にFiioのX3 2ndというDAPを使っていて買い替える形で購入したのがAK70です。今まで約2年程使用しています。

AK70は当時の6万円前後の価格帯では珍しくバランス(2.5mm)のアウトプットを搭載しており、バランス接続に興味を持ったことから購入しました。

魅力的なAK70のデザイン

私はミスティミントというカラーのAK70を使っていますが、この色がとても素敵です。クールさもありながら、落ち着いたおしゃれな色です。

そのカラーとマッチする筐体のデザインも素晴らしく、ディスプレイの端からボリュームノブの部分の曲線と形が特徴的です。

また、ディスプレイはタッチスクリーンで、再度にあるボタンは、再生・一時停止と巻き戻し、早送りのボタンが付いており、筐体には大きなボリュームノブが付いています。

次の曲へのスキップやボリュームの変更が、ディスプレイを見ることなく操作できるのは大変便利です。iPhoneなどはスキップをするのにディスプレイを見なければいけない点が私としてはマイナスポイントです。片手で見ることなく曲を操作できるのは、音楽プレイヤーの魅力の一つだと思います。

MacなどのPCとも接続できるために、外出先や、カフェなどでApple Musicなどをいい音で音楽を聴きたいときは、USB DACとして接続して使うこともできます。

魅力的なAK70の音

AK70の音質は、近年、様々な高級なDAPがメーカーから発売されているものと比べると、多少落ちるとは思いますが、ポータブルで使うには、これで十分ではないかと私は感じています。もちろん、iPhoneなどのスマートフォンと比べると、雲泥の差で音質はいいと思います。

AK70はハイレゾ再生にも対応しているので、ハイレゾを楽しみたい人にもおすすめです。

Ak70は、2.5mmのバランスのアウトプットが搭載されています。このバランスのアウトプットは、一般的な3.5mmのアンバランスのアウトプットがグランド部分が共通であるのに対して、左右の音が別々のラインで出力されます。これにより、左右の音がそれぞれに混ざらくことを軽減し、よりきれいに左右が分離した音が鳴らせるようになります。左右の音の分離度合いが高くなると、音の空間が広くなるのを感じると思います。

AK70のバランスアウトプットはとても優れていると私は使っていて感じています。アンバランスとバランスを比較するとやはりアンバランスの音の分離を感じることができます。この分離のおかげで空間が広くなり、透明感の高い音になっていると思います。特に中・低音の解像感が良く、音が潰れずきれいな音だと私は感じています。

AK70を持っている人は、ぜひバランスのアウトプットで音楽を楽しんでほしいです。

ちなみに、バランスケーブルはリケーブルする必要があるので、リケーブルできるようなイヤホンとリケーブルのためのケーブルが必要になります。

まとめ

今更ながら、AK70の魅力についてまとめました。現在はすでにより音質の向上がなされた後継機が販売され、AK70は終了しているようですね。中古だと2万5千円前後のようですね。ただ、今買うなら後継機のAK70 MKIIを買う方が良いでしょう。

私は、AK70のデザインとこの手軽さに魅力を感じて持ち歩いています。ちょっと集中したいときや、電車の中ではAir Podsよりもこちらの方が集中できるなぁ、と感じています。