Ryzen 5 3600のベンチとCore i7 4770Kから乗り換えてみての比較レビュー

Core i7 4770KからRyzen 5 3600に乗り換えてみてのレビュー。

Ryzen 5 3600とCore i7 4770Kを比較する

前回の記事でRyzen 5 3600で自作PCを組んだというお話をしました。

今まで使っていたIntelのCore i7 4770Kを使ったPCでベンチマークをとっていたデータが発見されたので、今回は比較してみようと思います。

まずは、それぞれのPCのスペックです。

Core i7 4770K 搭載PCの構成

  • Intel Core i7 4770K
  • MSI Z87 MPower
  • Corsair Vengence 8GB×2
  • Corsair RM1000i (1000W)
  • MSI GeForce GTX1070 GAMING X 8G
  • SanDisk Ultra 250GB

Ryzen 5 3600 搭載PCの構成

  • AMD Ryzen 5 3600
  • ASRock B450M STEEL LEGEND
  • G.Skill Trident Z RGB For AMD DDR4-3200 8GB×2
  • Thermaltake TOUGHPOWER GRAND RGB 850W
  • MSI GeForce GTX1070 GAMING X 8G
  • SanDisk Ultra 250GB

GPU、SSDは流用しているため、同じものを使用しています。

メモリは、DDR3からDDR4に規格が変わっています。

Cinebench R20

まずは、最近、R20がリリースされたCinebench R20です。

CPUの計算能力を計測ためのベンチマークソフトですね。

まずは、Core i7 4770Kのデータです。

Cinebench R20 Core i7 4770k

次に、Ryzen 5 3600のデータです。

Cinebench R20 Ryzen 5 3600

画像だとみにくいので、テキストにすると、Core i7 4770Kが1662ptsで、Ryzen 5 3600が3576ptsという値でした。

実に、2倍以上のスコアの差になりました。

Core i7は2013年発売のCPUで、定格3.5GHzの4コア8スレッドのCPUです。それに対して、Ryzen 5 3600は2019年発売の定格3.6GHzの6コア12スレッドのCPUです。

やはり、6年間のさは大きく、コア数、スレッド数の差が顕著に現れた結果となったと思います。

ちなみに、4770Kは当時ハイエンドで、4万円弱で売られていました。一方で、Ryzen 5 3600は2万5千円前後という価格で、このスコアを出すことができます。

FFベンチ

二つ目は、ゲームPCの比較でよく出てくる、FFベンチです。

今回は、高品質、フルHDのフルスクリーンモードで計測しました。

まずは、Core i7 4770Kのデータです。

FFベンチ Core i7 4770K

次に、Ryzen 5 3600のデータです。

FFベンチ Ryzen 5 3600

こちらの結果はCore i7 4770Kが5889でやや快適で、Ryzen 5 3600が6721で快適という値でした。

またしてもRyzen 5 3600が大きく上回る結果になりました。

GPUはどちらも、GTX1070ですが、これだけの差が出るということは、ある程度CPUがボトルネックになりうるということがわかりますね。

最後に

4770Kから3600に乗り換えることになりましたが、結果として少ない費用で、自作PCが楽しめ、さらにスペックも上がりとても満足しています。

自作PCは自分好みに拡張ができるのでとても楽しいです。

特に今回は、小型を目指して、このスペックが出せたので大変良い買い物だったと思っています。

引き続き、ちょこちょことPC環境のグレードアップを考えていきたいです。

ゲームをやる人にも、Ryzen 5 3600は十分でかなりオススメです。