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ラインセレクターを自作する

デスクトップオーディオでスピーカーとヘッドホンを切り替えるときにいちいちケーブルを刺し直すのが面倒だと感じていたので自作することにしました。

ラインセレクターの設計

今回作成するラインセレクターは自分のデスクトップ環境に合わせて作ります。環境としては、USB DAC(UD-301)からヘッドホンアンプ(自作)に入りそこからRCAの出力を再生機器(スピーカーとヘッドホン)に繋ぐことを想定します。特に音質などにこだわりはありませんが、オーディオランクの物をなるべく使うように設計しました。

実際に作成するときはデータシートなどをよく読んで作成しましょう。

スピーカーはBOSEのcompanion2 series iiiを使っているのですが、AUX端子で接続しているので3.5mmのイヤホンと同じ端子になります。

ヘッドホンもスピーカー同様に3.5mmのイヤホンと同じ端子で大丈夫です。

今後のことも考え、RCAの出力も一つ追加することにします。

今回は、RCA入力1つに対して、3.5mmジャック出力を2つ、RCA出力を1つという、ラインセレクターに設計したいと思います。

セレクターには、接続先を切り替えるためにロータリースイッチを使用します。オーディオ端子ですので、右と左で2本の線を切り替えるので、2回路3接点以上のロータリースイッチが必要です。また、切り替え時にショートしないタイプ(ノンショーティング)のロータリースイッチを選びます。

ロータリースイッチを選定していたら、小林電気商会で2回路5接点の取り扱いがあったので、こちらを使うことにします。

以上を踏まえて、回路図(配線図)を次のようにしました。GNDは切り替える必要を感じなかったので、すべて共通にしました。

ラインセレクター回路図

回路に合わせて、下記の部品を購入しました。つまみだけ、店頭のものと同じものが見つからなかったので色違いの物のリンクを貼ってあります。

自作ラインセレクター部品リスト

自作ラインセレクター 部品 ロータリースイッチ

配線材とハンダは過去に使い余っているものを使いました。

自作ラインセレクター 配線材

ケースを加工する

タカチケースのSY-110Gのシリーズは全面のパネルが簡単に外れるため、大変加工がしやすく、リピートしています。ケースに合わせて、穴あけを位置を決め、穴をあけていきます。

RCAは9.5mm、ロータリースイッチは7.1mmと3.2mm、3.5mmステレオミニジャックは6.2mmの穴をあけます。

精度はそこまで必要ないと思ったので、適当にillustratorで作った実寸サイズの紙を貼り、ポンチを打ちました。(穴あけの中央の位置を書くのを忘れたので、定規で適当に中央の点を打ちました。)

ケース加工1

あとは、ボール盤などで、ケース穴を開けます。

ケース加工2

穴あけをしたら、それぞれの部品をケースに取り付けました。

フロントは、ロータリースイッチと3.5mmステレオミニジャックです。

ケース加工 3.5mmジャック ロータリースイッチ

リアは、入力と出力のRCA端子と、出力の3.5mmステレオミニジャックです。RCA端子は、赤が右(R)、白が左(L)で、上がR、下がLのアンプが多いのでこれに合わせました。(ケース内部からだと見えませんね。)

ケース加工 RCA

配線する

ケースに取り付け、サイズ感をみて配線をしていきます。

ラインセレクター ケース

それぞれの入出力の組み合わせの線は軽く縒って配線しました。余った配線材を使ったので、短めにカットしたので、ちょっと不格好になってしまいました。

ラインセレクター 配線

配線が完了したら、それぞれが正しく配線しているか、短絡していないかなどを、デジタルマルチメータ(テスタ)などでチェックしましょう。

自作ラインセレクターの完成

無事に配線ができ、完成しました。若干、それぞれのパーツの締め付けでフロントケースを傷つけてしまったのが残念ポイントですが、ひとまず完成したのでOKとします。

正面に3.5mmステレオミニジャックをつけてヘッドホン用にしました。

自作ラインセレクター 正面

背面は一番左を入力にしておきました。

ラインセレクター 背面

ロータリースイッチは5接点の物を購入したので、あと2回路は追加できます。フォンステレオ端子と、もう一つRCAを追加してもよかったかもしれません。

実際に使ってみた

実際に、デスクトップ環境に導入してみましたが、欲しかった機能をしっかりと導入することができました。

音質の劣化などはある気がしていますが、デスクトップでカジュアルに聞くものなので、そこまで気にしないことにしました。

スイッチの切り替え時にノイズが乗るということもなく、簡単に切り替えができとても快適です。

2本のイヤホンを指すこともできるので比較なんかをするときにも重宝しそうです。

最後に

今回は、自分のデスクトップに合わせてラインセレクターを自作してみました。市販品ですと、端子数や端子の規格に過不足があったりするので、無駄な配線などが増えてしまいそうです。

自分の環境にあったものを作ろことで、快適に使えるものができました。部品代は2500円ちょっとで作れたので満足です。