Leica Mモノクローム(Typ246)を購入した話

Leica Mモノクローム(Typ246)が手元に届いてしまった。
先日の記事で、Leica Q2を購入したという投稿をしてこれでカメラ沼も抜け出せたかなと思いながらひたすら毎日のようにLeica Q2を持ち歩いては撮っていたのだが、気づいたらLeica Mモノクロームに手を出してしまったようだ。
なぜ今Leica Mモノクロームだったのか
きっかけは50mmのSUMMICRONが欲しくなってしまったことだ。
決定的だったのはデジタルカメラマガジンの2021年7月号を読んだことだった。私はこれまで、50mmという画角に何故か抵抗があり、真剣に使ったこともないのに避けてきてしまった。そんなときデジタルカメラマガジンの50mmの特集を読んでしまい、自分は50mmという画角を使っていなかったことが満足行く写真を撮れなかった原因なのでは?と感じるようになってしまった。
なので、一度50mmを試してみたい。そんなことを思うようになり、先日買ってからドハマリしてしまったLeicaの50mmが気になり、お金の事も考えSUMMICRONがほしいという結論に至った。
SUMMICRONを買うと決めたら、次はどのカメラに付けるか?α7CやEOS R6につけてまずは撮ればいいだろうと思っていた。しかし、Leica Q2を買ってから、非EOS R6やX-T20の時とは考えられないくらいQ2で撮影した写真のほうが好きだった。
だったら、LeicaのM型を買えばいいのではないかと思ってしまった。
自分でもよくわからないのだが考えれば考えるほどM型Leicaをほしいと思ってしまった。Leica Q2を購入した際に北村写真機店の対応してくれたスタッフさんにもM型がきっと欲しくなるという話をしていただいたのが記憶に新しいが、本当に欲しくなってしまった。
ではどのM型Leicaを購入するのか?という話になるのだが、ここ最近は自分の表現したい色とか写真がよくわからなくなってきていた。現像した時にこの色で本当にいいのか?おかしな色になっていないか?など考えれば考えるほど不安になってしまうことが多かった。
写真を撮るのが好きだが、変なことに気を取られるのはなんか無駄だなと思ってしまい、この不安も解消されるんだったらいっそのことモノクロだけでもいいじゃないかと思うようになった。
Leicaのモノクロームを調べると、M10モノクロームとMモノクロームが比較的入手しやすそうだったのでどちらかを購入するのが良いだろうなとおもった。
M10モノクロームとMモノクロームを比較した時にボタンの配置のデザインがM10モノクロームのほうが好きだと思ったが今の自分に出せる金額じゃなかったのでおとなしく中古でMモノクロームを購入した。
いつかは現行のM型のモノクロームではないものを小乳したいとも思っている。
そんな事があり、手元の機材も少し整理しLeica Mモノクローム(Typ246)を中古で購入した。もちろん、Leica Q2は手元に残している。
Leica Mモノクロームを使ってみて
初めてのレンジファインダー式のカメラということもあって、最初はピントを合わせる体験が非常に奇妙だった。毎日のように触って最近で離れてきたが、毎回の撮り始めではピントを外してしまうのでこれもまた面白いと感じている。

M型を使ってみて思うのは、別にピントなんてだいたい合っていればいいんじゃないかな?と思うようになってきた。そんなことよりもその時のシチュエーションを切り取ることができる方が大事で、オートフォーカスを待たずにシャッターを切ってしまうほうが何かが吹っ切れていいなと思った。

Leica Q2を使い始めたときにも思ったが、何かを思って写真を撮るわけだが、その考え方が自分の中で変わってきていると感じる。構図とか色とかそういうのじゃなくて、その場の雰囲気、楽しかったとか、感動したとか、そういう空気感を写真に収めたいと感じる。
仲間たちの写真を撮るときも、その時の思い出を少しでも写真の中に収められたらそれが嬉しい。

モノクロームのカメラを購入してみて、全く後悔はなかった。むしろモノクロ写真だから撮れただろうなと思えるような友人との思い出や家族との花火の写真など、自分にとって素敵な思い出を切り取れた。
また、Leica Mモノクロームを通じて写真をプリントしてプレゼントするのも少しずつですが挑戦して楽しんでいる。
SNSにはアップできない友人や家族の写真だからこそ、プレゼントできるので新しい趣味ができた感じだ。
最後に
Leica Q2を購入してからおそらく私はLeicaの虜になってしまったのだと思う。私にとってお金の面では決して安い買い物ではなかったが、それ以上に得られた経験が大きいように思う。
モノクロームであることが足かせとはならずむしろ今までよりもさらに写真を撮ることやプリントをすることが楽しくてしょうがない。
いまはただ、もっとたくさんの写真を撮って思い出を作りたい。そんなことを思っている。