リモートワークの音質向上に向けてコンデンサマイクからダイナミックマイクへ

自分の音周り、主にマイク周りで不満を少しづつ持ち始めたのでコンデンサマイクからダイナミックマイクへリプレイスしてみた。

コンデンサマイクはビデオ会議に向かない?

私は、ビデオ会議ではヘッドセットタイプを使わずに、マイクとイヤホン/ヘッドホンを別々に接続して使用しています。マイクはAT2035というコンデンサマイクを使用していました。最初の使用目的としては、eスポーツをやるためだったのですが、リモートワークが増え、zoomやSkypeを始めとするビデオ会議が増えてきました。また合わせて、ビデオ会議のようなオンライン会議ですと気軽に録画をすることが可能になったので録画をする・されることが非常に多くなりました。私も何度か会議を見返すことが多くなる中で、自分のマイク環境に不満を覚えるようになりました。

それは、家の中・外を問わず集音してしまっているということです。今まではDiscordという音声通話アプリを使っていたので、マイク入力は声以外を拾わないようにオーディオ入力をオンにするレベルを調整していました。しかしながら、zoomなどではオーディオ入力をオンにするレベルを調整することが出いないので、私の思っていた以上に鳥の鳴き声や風など外音(ノイズ)を拾っていました。ある程度、zoom上などでノイズ抑制をできる機能が備わっているようですが、私としては、この機能を使ってしまうと、zoomでは良くても他のオンライン会議ツールではノイズが乗るなどという問題が出てしまうため、できる限り入力側、マイク側でなんとか対応をしたいと考えました。

コンデンサマイクは特性上、感度が高くなってしまい広く集音してしまうので、環境に依存します。そこで、マイクと至近距離だけを集音することができるようなダイナミックマイクを使用することにしました。

購入したダイナミックマイクSM7B

SM7B

今回購入したダイナミックマイクはShureのSM7Bというダイナミックマイクです。海外のストリーマーや室にこだわっている日本のYouTuberも使っているダイナミックマイクです。プロのスタジオでも使われており、マイケル・ジャクソンのスリラーもこのマイクでボーカルを収録したというお話まである、かなり信頼のできる音質ということを感じたのでこのマイクにしました。

SM7B

形も少し特徴的ですが非常にかっこよく、会議に写っても映えるのでは?と思っております(実際は映像に乗らないように調整をしていますが)。

SM7B Blue マイクアーム

マイクアームに取り付けると上の写真のような形になります。タイミングが良かったので安いマイクアームをやめて、Blueのマイクアームを導入することにしました。マイクアームもある程度高級なものに変えたことで、マイクを跳ね上げたり位置調整をするのが楽になり、ストレスがなくなります。

実際に使用してみた

さて、実際に要してみて改善されたかどうかをテストしてみました。

まず、このSM7Bというマイクはかなり入力レベルが低いため、ミキサーなどでかなりゲインを上げるなどして音量レベルを持ち上げてあげる必要がありました。私はAG03というオーディオインターフェースを使用しているのですが、ゲインマックスでも丁度いいくらいだなと感じています。調べてみるとCloudlifter CL-1というマイクプリアンプを間に追加している使っている例が多く出てきたので、やはりこのマイクはそもそもの入力レベルが低い(感度が低い)のだなとということがわかりました。

とはいえこれは好都合で、自分の話している声だけを的確に拾ってくれるということで、マイクから少し離れただけで声が小さくなるのがわかります。そのため、位置を適切に決めて使うことで非常に満足の行く自分の声だけを集音することができる環境を作ることができました。

実際に周りからの声としては、音は小さくなったがノイズはなくなったと言うように評価をいただき、今回私が抱いた不満を取り除くことができました。

最後に

今回は自分のマイク環境、特に外音を集音してしまう問題を解決するためにSM7Bというダイナミックマイクに変更を行いました。結果として、外音がオンライン会議に乗らなくなったので満足です。ただ、そもそもの会議全体の質は他人のマイク環境によって変わりますし、かなり自己満足の領域だとは思います。しかし、私は仕事として配信をしたりするので音や映像にはなるべくこだわって行きたい思っているため、今回、このようにダイナミックマイクを導入しました。音だけを取っていえば、ヘッドセットタイプ、特にゲーミングヘッドセットなどは非常に作りもよくUSBを指すだけで使用することができます。ただ、映像として見たときにゲーマー感が出るのと、意外と重たいので負荷がかかるのが嫌なので私は、使わないようにはしています。

今後もリモートワーク、オンライン会議が増えそうなので、興味がある人はマイクを変えてみて気分を変えてみてもいいかもです。今回導入したShureのSM7Bを基に開発・発売された、Shure MV7はUSBで簡単にセットアップできと思うのでおすすめできるかと思います。